2025年04月17日 11時30分

Source: Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.

MHIEC、東京都下水道局から汚泥焼却設備再構築工事を受注
「エネルギー供給型(カーボンマイナス)焼却炉」を初導入

東京, 2025年4月17日 - (JCN Newswire) - 三菱重工グループの三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社(MHIEC、社長:野口 能弘、本社:横浜市西区)は、東京都下水道局(以下、下水道局)から「南部スラッジプラント」(東京都大田区城南島)にある汚泥焼却設備の再構築工事を受注しました。老朽化した既存の汚泥焼却設備の代替として建設するもので、汚泥焼却廃熱により同焼却炉の消費電力量を上回る発電能力を持ち、温室効果ガス排出量も削減できる「エネルギー供給型(カーボンマイナス)焼却炉」の初号設備となります。契約金額は64億1000万円(税抜)で、完成は2030年3月の予定です。

今回建設するエネルギー供給型焼却炉は、2023年度から下水道局と下水道プラントメーカーが共同研究に取り組んできたものです。MHIECは、最適燃焼制御(注1)を備えた流動床式焼却炉である「最適燃焼制御付気泡流動炉」および高効率バイナリー発電装置(注2)を組み合わせた技術について、温室効果ガス排出量に関する項目など6つの研究開発目標すべてを達成し、下水道局から実用化技術の評価を受け、今回の受注に至りました。

MHIECは、三菱重工が長年培ってきた汚泥処理分野の技術開発力と豊富な建設・運営ノウハウを2006年に継承。多数の実績に基づく、建設から運営まで含めた総合的なソリューション提案力を強みとしています。今回下水道局から「エネルギー供給型(カーボンマイナス)焼却炉の実用化技術の評価」を得て、初号設備を受注したことを弾みに、汚泥焼却設備を通じた省エネ・温暖化抑制策の提案を積極的に推進し、受注拡大を図っていきます。

三菱重工グループについて

三菱重工グループは、エンジニアリングとものづくりのグローバルリーダーとして、 1884年の創立以来、 社会課題に真摯に向き合い、人々の暮らしを支えてきました。長い歴史の中で培われた高い技術力に最先端の知見を取り入れ、カーボンニュートラル社会の実現 に向けたエナジートランジション、 社会インフラのスマート化、サイバー・セキュリティ分野 の発展に取り組み、 人々の豊かな暮らしを実現します。詳しくは: 三菱重工グループのウェブサイト: www.mhi.com/jp

URL https://www.mhi.com/jp/news/250417.html 

 

Source: Mitsubishi Heavy Industries, Ltd.


Copyright ©2025 JCN Newswire. All rights reserved. A division of Japan Corporate News Network.

関連プレスリリース


三菱重工、浮体式石油・ガス生産貯蔵積出設備向けCO₂回収モジュールの初期検討を受注
2025年04月15日 13時30分
 
MHIEC、宮崎市のごみ焼却施設の基幹的設備等改良を完工
2025年04月09日 11時30分
 
三菱重工、西豪州パースに脱炭素事業の営業拠点を設立
2025年04月07日 14時00分
 
三菱重工航空エンジン、民間航空機用エンジン「GTF Advantage」が米国連邦航空局の型式承認を取得
2025年04月02日 14時30分
 
三菱重工、米国アトランタ国際空港のAPMシステム運行・保守(O&M)契約を更新
2025年03月27日 10時45分
 
MHI-TC、成田国際空港との共同開発により旅客搭乗橋「完全自動装着システム」が完成
2025年03月26日 12時50分
 
三菱重工、役員人事を発表
2025年03月24日 15時30分
 
三菱重工、特定技術分野の最高峰「技監」と技能の最高峰「範師」を新たに認定
2025年03月21日 14時15分
 
三菱重工ビーバーエアコン2025年モデルを市場投入
2025年03月18日 11時30分
 
三菱造船、アンモニアを燃料とする大型アンモニア輸送船の設計基本承認(AiP)を船級協会から取得
2025年03月14日 14時15分
 
もっと見る >>

新着プレスリリース


もっと見る >>