2016年01月19日 10時45分

Source: OKI

OKI、製品含有化学物質情報システム「COINServ(R)-COSMOS-R/R」最新の紛争鉱物レポートフォーマット(CMRT4.0)に対応
化学物質に加え紛争鉱物規制にも対応可に、企業の環境・社会活動を支援

東京, 2016年01月19日 - (JCN Newswire) - OKIは、主に電機・電子業界向けに販売してきたRoHS指令※1およびREACH規則※2に対応する製品含有化学物質情報システム「COINServ(R)-COSMOS-R/R(コインサーブコスモスアールツー)」(以下「COSMOS-R/R」)を、このたび新たにCFSI※3が提供する最新の紛争鉱物※4レポートフォーマット(CMRT※54.0)に対応させました。これにより紛争鉱物関連における情報開示を正確かつ効率的に行うことが可能となります。OKIは本システムの提供を本日より開始します。

OKI、製品含有化学物質情報システム「COINServ(R)-COSMOS-R/R」最新の紛争鉱物レポートフォーマット(CMRT4.0)に対応


OKIの「COSMOS-R/R」は、RoHS指令およびREACH規則対応として製品が含有する化学物質情報の管理・集計・法令順守判定などの機能を提供するシステムでJAMP※6をはじめとする各種調査フォーマットに対応してきました。

一方で、米国金融規制改革法(2010年7月制定)1502条(紛争鉱物条項)において、紛争鉱物に関する米国証券取引委員会への報告と情報開示が義務づけられ、企業はこれまでの化学物質調査に加えて、紛争鉱物調査にも対応が必要となってきました。そのため各社の法令および顧客要求への対応業務は、ますます複雑化・高度化しています。

OKIは、製品が含有する化学物質情報の管理・集計・法令順守判定などに加え、紛争鉱物対応に関わる業務課題を解決するため、自社内にてシステムの開発・運用を行って業務ノウハウを蓄積してきました。このたび同様の課題に直面するお客様のご要望にお応えし、「COSMOS-R/R」に最新の紛争鉱物レポートフォーマットであるCMRT4.0に対応させる機能(紛争鉱物対応オプション)を用意しました。

本機能には、取引先から回答を受けたCMRTファイルの一括登録と回答データの集計、これらの情報に基づくCMRT提出ファイルの作成などがあります。最新のCMRTに対応することで、紛争鉱物情報の確実な集計・登録と情報伝達業務の効率化が可能となります。また本機能の付加により、「COSMOS-R/R」は従来の化学物質管理に加え、紛争鉱物を取り巻く新たな規制にも同時に対応できるようになり、サプライチェーンにおける環境および社会課題への取り組みを効率化します。

OKIは本システムの積極的な販売を通して、今後も企業の環境・社会活動への支援を目指していきます。

【「COINServ-COSMOS-R/R」の主な特長】

◆ グリーン調達調査支援機能
- JGPSSI、JAMP AIS調査フォーマット自動生成
- 回答データファイル一括登録、調査・回答状況の進捗管理
- 不使用証明書、分析情報などのドキュメント管理
- 化学物質情報の履歴管理

◆ 法令適合性評価機能
- 製品構成情報の登録・編集
- 製品含有化学物質の集計
- 法令規制遵守確認(RoHS、REACHなど)

◆ 顧客への報告支援機能
- JGPSSI、JAMP AISに準拠した顧客報告レポート作成

◆ システム連携
- 製品構成情報(PDMなど)
- 材料情報(CADなど)
- JAMP情報流通基盤

◆ 管理機能
- ユーザー情報、アクセス権制御、ログ情報

◆ 紛争鉱物対応オプション(本日より販売開始)
- CMRT回答ファイル一括登録
- CMRT回答データ集計
- CMRT提出レポート作成
- CMRT提出レポートクレンジング

紹介サイト: http://www.oki.com/jp/esc/service/cosmos/

【販売価格】
個別見積

【システムの概要】
画像: https://www.acnnewswire.com/topimg/Low_OKI20160119.jpg

【用語解説】
※1: RoHS指令
EUにて2006年7月に発令。コンピューターや通信機器、家電製品などに含有する有害化学物質の使用を禁止する指令。RoHSは「Restriction of the use of the certain Hazardous Substances in electrical and electronic equipment」の略称。
※2: REACH規則
EUにて2007年6月に施行。EU域内にて 化学品(Chemicals)を製造、輸入する場合に、その製造者、輸入者に登録(Registration)、評価(Evaluation)を義務付け、高懸念物質については、関係当局が許可(Authorization)、さらにリスクの高い物質には、禁止などの制限(Restriction)を設ける規則。REACHは「the Registration, Evaluation, Authorization and Restriction of Chemicals」の略称。
※3: CFSI(Conflict-Free Sourcing Initiative)
EICC(電子業界市民連合)とGeSI(グローバル電子サスティナビリティ・イニシアティブ)のメンバーによって2008年に設立された、紛争鉱物問題に取り組む団体。紛争鉱物の製錬業者・精製業者に対する第三者監査、およびCMRTによる川下企業の調査などからなるCFSプログラムを開発・推進している。日本においてはJEITA(一般社団法人電子情報技術産業協会)が2012年1月にEICCおよびGeSIと覚書を交わし、紛争鉱物問題の対処に関して協力することに合意している。
※4: 紛争鉱物
近年、コンゴ民主共和国(DRC)及び隣接9ヶ国(DRC諸国)から産出される鉱物の一部が、武器購入や戦闘維持のための資金源となり、紛争を長期化させる状況を招いている。これを受けて米国金融規制改革法(2010年7月制定)には、タンタル、スズ、金、タングステンの4鉱物を「紛争鉱物」とし、米国上場企業に紛争鉱物使用状況に関する情報の開示を義務づける条項が設けられた。
※5: CMRT(Conflict Minerals Reporting Template)
紛争鉱物に関する情報を収集し、報告するため、CFSIによって世界共通の調査フォーマットとして開発されたレポート・テンプレート。
※6: JAMP(Joint Article Management Promotion-consortium)
アーティクルマネジメント推進協議会。2006年9月に化学物質情報などを適切に管理しサプライチェーンの中で円滑に開示・伝達するための具体的な仕組み作りの普及を目的として発足した協議会。

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.oki.com/jp/press/2016/01/z15092.html

概要:沖電気工業株式会社

OKIは米国でグラハム・ベルが電話機を発明したわずか5年後の1881年に創業した、日本で最初に電話機を製造した情報通信機器メーカーです。先見性と勇気をもって果敢に挑戦・行動するという、創業以来の「進取の精神」を連綿と受け継ぎ、ブランドスローガン「Open up your dreams」のもと事業展開しています。現在、「金融システム」「通信システム」「情報システム」「プリンタ」「電子部品・モジュール他」の5つの分野において、OKIグループは社会の発展に寄与する最先端技術の商品・サービスをお客様にお届けし、世界の人々の快適で豊かな生活の実現に貢献しています。詳細はこちらからご覧ください。 http://www.oki.com/jp/

本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
OKI 広報部 葛
電話: 03-3501-3835
e-mail: press@oki.com

本件に関するお客様からのお問い合わせ先
OKI 統合営業本部 法人営業本部 営業第二部 営業第四課
電話: 03-5445-6446
お問い合わせフォーム URL: https://www.oki.com/jp/esc/ssl/contact.html

Source: OKI
セクター: メディア, IT, IT・インターネット

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