2025年03月19日 10時10分

Source: Fujitsu Ltd

富士通と米FICO、金融業界のデジタル化による業務効率化や収益最大化を支援するためパートナーシップを締結

東京, 2025年3月19日 - (JCN Newswire) - 富士通株式会社(注1)(以下、富士通)とFair Isaac Corporation(注2)(以下、FICO)は、正確な信用スコアリングやデータ分析、意思決定支援で企業の収益最大化に貢献するFICOのサービス群を、日本を始めとした金融市場に展開するためにパートナーシップを締結しました。本パートナーシップにより、富士通は第1弾としてFICOの顧客コミュニケーションを最適化するクラウドサービス(注3)のライセンス契約を結び、日本の金融業界に向けてローカライズし2025年7月より提供します。そして、段階的に提供サービスと地域を拡大し、金融業界のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を支援します。

日本では、高齢化や非正規雇用の増加などで金融機関の利用者の経済状況が多様化しているなか、金融機関には従来の一律的な対応ではなく、利用者一人ひとりに合わせた柔軟な対応が求められています。さらに、なりすましやフィッシング詐欺など不正利用の被害が大きな社会問題となっていることから、AIを活用した不正検知システムの活用など、より高度なリスクマネジメントが求められています。

FICOが有する、金融機関の利用者の経済状況を可視化する技術や数理技術は高い精度を誇り、その信頼性や予測力などが米国を始め世界の金融機関から高く評価され、多くの企業がそのサービスを採用しています。富士通の金融業界に対する知見と技術力、顧客基盤により、FICOのサービスを日本市場に本格展開することで、金融機関は利用者への適切なサポートと金融システムの安定性を確保することが可能となります。

本パートナーシップにより、富士通はFICOのサービスに関するコンサルティングとシステム導入を支援します。FICOは富士通に対して専門知識をもとに技術的なサポートを行います。

富士通株式会社 執行役員EVP 八木 勝のコメント

FICOとの戦略的パートナーシップを発表できることを大変うれしく思います。このパートナーシップは、金融機関のDXを支援する上で、極めて重要な1歩です。世界中の多くの企業が既に活用しているFICOのサービスと当社のソリューションを組み合わせて、より高度な金融サービスを実現できると確信しています。今後、提供するサービスや地域を順次拡大し、金融業界のデジタルトランスフォーメーションを強力に推進します。

Fair Isaac Corporation. グローバルパートナー&アライアンス バイスプレジデント Alexandre Graffのコメント

富士通の深い業界知識、長年にわたる顧客との信頼関係、そして優れたシステムインテグレーション力と、FICOの高度な意思決定・分析能力が組み合わさることで、金融サービス業界に革新をもたらす強力な力となります。今回の協業によって、日本の銀行やカード発行会社をはじめとするあらゆる金融機関が、顧客エンゲージメントを刷新し、リスク管理を強化することで、成長を加速させる機会が生まれることを期待しています。私たちは共に、よりスマートで、より連携の取れた銀行業務と決済の未来を創造します。

URL https://pr.fujitsu.com/jp/news/2025/03/19.html 

Source: Fujitsu Ltd
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