東京, 2024年4月16日 - (JCN Newswire) - NECは、SBTi(The Science Based Targets initiative、注1)からNet-Zero目標の認定を取得しました。
NECでは、2040年度までにバリューチェーンを通じた温室効果ガス排出量のNet-Zero達成を目標に掲げています。今回認定を受けた目標は、自社での排出量や他社から供給されたエネルギーに伴う排出量を対象とする「Scope1・Scope2」だけでなく、サプライチェーン排出量「Scope3」も対象としています。NECは、これらの温室効果ガス排出量を2040年度までに2020年度比で「Scope1・Scope2」及び、「Scope3」のそれぞれ90%以上削減を目指します。まずはこの削減を最優先し、削減が非常に困難な残余排出量は吸収クレジットで中和することでNet-Zeroの達成を目指します。
これらの中長期目標を達成するために、2030年度までに2020年度比で「Scope1・Scope2」及び、「Scope3」のそれぞれ50%以上削減を目指します。この達成のために、RE100(注2)の基準を満たす再生可能エネルギーの利用の拡大を進めています。また、調達取引先へのエンゲージメントを行い、「Scope3」における排出量の精度向上や削減に取り組んでいます。さらに、再生可能エネルギーの促進やサプライヤーエンゲージメント等のNet-Zeroへの取り組みにより得たノウハウを、グループ会社のアビームコンサルティング株式会社と共に広くお客様に提供しています。
NECは、「NEC 2030VISION」において「地球と共生して未来を守る」を掲げ、最先端のデジタル技術の活用を通じてカーボンニュートラルを推進しています。今後も、お客様やパートナー企業をはじめとする様々なステークホルダーと協力し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
(注1)企業に対し「科学的根拠」に基づく「二酸化炭素排出量削減目標」を立てることを求めるため、CDP、国連グローバル・コンパクト(UNGC)、WRI(世界資源研究所)、WWF(世界自然保護基金)の4団体により設立されたイニシアチブ。
(注2)世界で影響力のある企業が、事業で使用する電力の再生可能エネルギー100%化にコミットする協働イニシアチブ。NECは2021年に加盟し、2023年に達成目標年を2050年から2040年に前出し。
URL https://jpn.nec.com/press/202404/20240416_01.html