2022年08月24日 13時00分

Source: Eisai

米国子会社エーザイ・インクが米国の実臨床において認知機能障害当事者様に対する血液検査法の活用について、認知度向上とリアルワールド・エビデンス構築に向けてC2N Diagnostics社と協働

東京, 2022年08月24日 - (JCN Newswire) - エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役 CEO:内藤晴夫)は、このたび、当社米国子会社エーザイ・インクが、アルツハイマー病(AD)を含む認知障害当事者様の早期診断と適切な治療に向けた血液検査法の活用の可能性を啓発すべく、C2N Diagnostics 社(本社:米国ミズーリ州セントルイス 以下 C2N)と協力していく旨の覚書を締結したことをお知らせします。その中で、エーザイ・インクは C2N と協力して、米国の実臨床における認知症当事者様への血液検査法の活用に対する認知度向上とリアルワールド・エビデンスの構築に取り組みます。これにより、臨床現場におけるタイムリーかつ正確な診断を可能とする新たな標準ケアの開発を支援してまいります。

認知症当事者数は大幅に増加しており、現在全世界で 5,500 万人以上が認知症に罹患していると推定され、2030 年には 7,800 万人に増加すると予測されています。認知症の可能性が高い成人の 40~60%が診断されていないと推定されており 2、正確な診断の難しさが、早期かつ適切なケアマネジメントの障害となっています。血液検査によって治療が有効な当事者様をより簡便に特定することが可能となれば、治療の効率化や医療費の削減につながることが期待されます。また、認知症の早期の発見、診断、治療の実現により、診断の遅れや見逃しのリスクが減り、当事者様、ご家族、介護者の方が症状進行に応じた将来計画を立てることが可能となります。

血液検査法のような簡便な診断ツールの開発と実臨床への導入は、ポジトロン断層法(PET)や脳脊髄液(CSF)検査といった高度な診断技術を利用できない遠隔地や十分な医療サービスを受けられないコミュニティーにおいて、当事者様のケアを改善するための重要なステップとなります。

当社は、様々なパートナーとの連携のもと、血液診断をはじめとする簡便かつ侵襲性が低い認知症の診断技術および診断薬の実用化に貢献し、適切な治療が受けられる医療環境の整備に取り組み、世界の認知症当事者様とそのご家族の憂慮の解消に寄与してまいります。

本リリースの詳細は下記をご参照ください。
https://www.eisai.co.jp/news/2022/news202263.html

概要:エーザイ株式会社

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Source: Eisai
セクター: バイオテック

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