2018年08月10日 09時00分

Source: SONM

分散型コンピューティング・パワー・マーケットプレイス「SONM」、香港のライズ・カンファレンスを総括

MOSCOW, 2018年08月10日 - (JCN Newswire) - 分散型コンピューティング・パワー・マーケットプレイスのSONMは、2018年7月、香港で開催されたライズ・カンファレンスに参加し、その成果を以下のように総括した。

2018年7月、SONMチームはライズ・カンファレンスのために香港を訪れた。毎年開催されるライズ・カンファレンスは、CEOや業界のオピニオンリーダー、報道関係者など約1万5千人が参加する最大の技術カンファレンスの一つである。SONMチームの主な目標は、製品をアジア市場に紹介して積極的なビジネス・ネットワーキングを開始し、各地域における今後の活動のための現地パートナーを見つけることだった。

製品
分散システムとブロックチェーンベースのマーケットプレイスであるSONMは、フォグ・コンピューティング構造を使用してクラウドの包括的な代替手段を提供する。

SONMマーケットプレイスは、タスクを実行するために必要なコンピューティング・パワーを購入・レンタルする消費者とサプライヤで構成されている。仮想空間に接続した消費者は、自分のプロジェクトに必要なレンタル時間を選択し、それに応じてコストを計算することができる。消費者は、SONMのパワー・リソースを利用してビデオのレンダリングやアプリのホスティング、科学的計算、データストレージの管理、機械学習などを行うことができる。コンピューティング・パワーの所有者であるサプライヤは、コンピュータ・リソースを消費者に販売するときにSNMトークンを獲得する。

SONMは、昨年の夏に4千2百万ドルを成功的に調達し、同年12月にはMVP Testnetをリリースすることで、開発者にSONMの幅広いフォグ・コンピューティング・サービスをテストする機会を提供した。2018年6月にはプラットフォームの最初のバージョンをリリースし、最初のユーザーがオンボーディングを開始した。SONMチームは、技術的に高度なユーザーに製品を紹介し、今後の改善に役立つ最初の膨大なフィードバックを収集するユニークな機会として、ライズ・カンファレンスに参加した。

チームメンバー及びブース
今年初めて参加したライズ・カンファレンスで、SONMチームは大胆に行動し、最も目立つブースの1つを選択した。SONMシグネチャーの未来的なスタイルの黒いスペースと大きな白いロゴは緑色の道と対照をなし、ライトボックスにはチームのスケジュールとミーティング可能時間が表示され、後壁には巨大なSFのアートワークが配置された。しかし、最も人気だったのは、すでにフォグスタイルのカクテルで有名なSONMフォグバーだった。

SONMチームの参加者:
Oleg Lyubimov, COO
Igor Lebedev, CTO
Olga Kazmina, CMO
Camilla Shin, Head of Marketing
Aleksander Sigaev, Lead Business Analyst
Eugene Manaev, Product Owner

SONMのブースには、SCDEベンチャーからのパートナーも一緒に参加した。SCDEベンチャーは、SONMの初期投資家としてSONMのビジネス開発とマーケティングをサポートしているブロックチェーン中心のファミリーオフィスである。

カンファレンス期間中に500人以上の参加者がSONMブースを訪れ、製品のプレゼンテーションを見て、その大半が今後の協力のためSONMチームと連絡先を交換した。

**メンターの時間**
カンファレンスの初日に、SONMのマーケティング責任者であるカミラ・シン(Camilla Shin)氏は、アマゾンウェブサービス(AWS)を通じてメンターの時間というセッションを設け、一連のイベントを行った。カミラ・シン氏はセッション中にシンガポール、インドネシア、フィリピンの3つのスタートアップ企業と出会い、国際マーケティングやコミュニティへの参加、コミュニケーションに関する経験を共有した。

**ラウンドテーブル**
2日目にSONMのCMOであるオルガ・カズミナ(Olga Kazmina)氏は、非常に特別なイベントを開催した。テーマは、「ヨーロッパの視点:アジアにおけるマーケティングの活性化とアジアのコミュニティへのアプローチ」だった。ラウンドテーブルイベントは完全に予約され、参加できなかった参加者は引き続きSONMブースを訪れて質問をした。

**発表**
基調講演: カンファレンスの2日目には、SONMのCTOであるイーゴリ・レベデフ(Igor Lebedev)氏の「Enterprise & SAAS: SONM」という基調講演でカンファレンス・プログラムの幕を開けた。

その後イーゴリ・レベデフ氏は、SORACOMの玉川憲氏、Technodeのクリストファー・ウデマンス(Christopher Udemans)氏と共に「変化するクラウド経済の形(The changing shape of Cloud economics)」というパネルディスカッションに参加した。

今月の香港ライズ・カンファレンスは、SONMチームにとって厳しいものの、生産的な3日だった。チームは、組織やブース、ネットワーキングなどにご協力いただいた方々に非常に感謝しており、来年を楽しみにしている。

Source: SONM
セクター: Crypto, Exchange, フィンテック, アントレプレナー

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