2016年10月04日 14時50分

Source: Eisai

エーザイ、ブラジル社と「ファルレツズマブ」のラテンアメリカでの独占的ライセンス契約を締結

東京, 2016年10月04日 - (JCN Newswire) - エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役 CEO:内藤晴夫)は、このたび、当社の研究開発会社であるモルフォテック・インク(本社:米国ペンシルバニア州、社長兼 CEO:Nicholas Nicolaides、以下モルフォテック)が、抗がん剤として開発中のモノクローナル抗体「ファルレツズマブ(一般名)」(開発番号:MORAb-003)について、ラテンアメリカにおける開発・販売に係る独占的ライセンス契約をEurofarma Laboratorios S.A. (本社:ブラジル サンパウロ、President:Maurizio Billi、以下 Eurofarma)と締結しましたのでお知らせします。

本契約に基づき、モルフォテックは、Eurofarmaより契約一時金、開発ステージおよび売上高達成に応じたマイルストン、さらに売上高に応じたロイヤリティを受領します。モルフォテックは、Eurofarmaに対して、開発および販売に必要な本剤の提供を行います。なお、Eurofarmaは、テリトリーにおけるバイアル充填と包装を行うオプション権を保有しています。また、モルフォテックは、ラテンアメリカ以外のすべての地域において、開発・販売に関するすべての権利を保有しています。

「ファルレツズマブ」は、モルフォテックが創製した、葉酸受容体の一つである葉酸受容体α(FRA)に対するヒト化モノクローナル抗体です。FRA は卵巣がんやその他の上皮性がん細胞に多く発現していることが報告されています。「ファルレツズマブ」について、卵巣がんの腫瘍マーカーである CA-125のレベルが低いプラチナ感受性の初回再発卵巣がん患者様に対する無作為化、プラセボ比較、二重盲検の臨床第II相試験が進行中です。本試験においては、「ファルレツズマブ」を標準化学療法と併用した際の、有効性と安全性を検証しています。

当社は、がん領域を重点領域の一つと位置づけており、がんの「治癒」に向けた革新的な新薬創出をめざしています。当社は今回の提携による「ファルレツズマブ」の開発加速と価値最大化の実現を通じて、がん患者様とそのご家族、さらには医療従事者の多様なニーズの充足とベネフィット向上により一層貢献してまいります。

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.eisai.co.jp/news/news201672pdf.pdf

概要:エーザイ株式会社

エーザイ株式会社は、研究開発型のヒューマン・ヘルスケア(hhc)企業で、グローバルに研究・製品の開発・販売活動を行っています。エーザイは、神経・精神領域を含むインテグレーティブ・ニューロサイエンス、がん治療と支持療法を含むインテグレーティブ・オンコロジー、血管・免疫反応領域の3つの治療領域に活動を集中し、世界各地にある研究、生産、販売拠点を通じて、世界の患者様に貢献しています。エーザイ株式会社の詳細情報は www.eisai.co.jp をご覧ください。

Source: Eisai
セクター: バイオテック

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