2016年10月04日 14時30分

Source: Eisai

エーザイとキョーリン製薬HD、タイで過活動膀胱治療剤「ウリトス錠」を発売

東京, 2016年10月04日 - (JCN Newswire) - エーザイ株式会社(本社:東京都、代表執行役 CEO:内藤晴夫、以下「エーザイ」)およびキョーリン製薬ホールディングス株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:穂川稔、以下、「キョーリン製薬ホールディングス」)は、このたび、エーザイのタイ販売子会社 Eisai(Thailand) Marketing Co., Ltd.が、過活動膀胱治療剤「ウリトス(R)錠」(一般名:イミダフェナシン)を現地にて新発売したことを発表しました。本剤は、キョーリン製薬ホールディングスの子会社である杏林製薬株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:宮下三朝、以下「杏林製薬」)が創製したもので、2009年にエーザイが中国・アセアン諸国・インド・スリランカにおける独占開発権および販売権を取得しています。なお、このたびの新発売は、エーザイが権利を保有する地域での初の上市となります。

過活動膀胱(OAB;Overactive Bladder)は、尿意切迫感を必須症状とし、通常は、頻尿と夜間頻尿を伴い、場合によっては必須症状とされない切迫性尿失禁も伴う症状症候群です。トイレの不安のために外出を控えたり、夜間の睡眠が十分取れなかったり、日々の行動が制限されるなど、患者様の QOL に対して、様々な悪影響を及ぼすことが問題となっています。

一般的にOABは加齢に伴い患者数が増加すると言われていますが、脳卒中、パーキンソン病などの脳や脊髄の病気や前立腺肥大症が原因となって起こることも報告されています。本邦の過活動膀胱診療ガイドラインでは、日本におけるOAB症状の有症状率は 5~20%とされています。アジアでは、有症状者実数は不明であるものの、18歳以上の男性の29.9%、女性の 34.7%が何らかのOABの症状を経験しているとの報告もあり、その多くが疾患認知度の低さ等から、適切な治療を受けていないとされています[1]。

本剤は、OAB治療に汎用されている抗コリン剤で、ムスカリン受容体サブタイプのM3およびM1に対して選択的な拮抗作用を示し、OABにおける尿意切迫感、頻尿および切迫性尿失禁を改善します。本剤に見られる主な副作用は口渇(口内乾燥)や便秘です。本剤の新発売を通じ、エーザイおよび杏林製薬は、タイにおけるOAB患者様のQOL改善とベネフィットの向上に貢献してまいります。

本リリースの詳細は下記URLをご参照ください。
http://www.eisai.co.jp/news/news201671pdf.pdf

[1] J Med Assoc Thai 2007; 90 (11): 2316-20

概要:エーザイ株式会社

エーザイ株式会社は、研究開発型のヒューマン・ヘルスケア(hhc)企業で、グローバルに研究・製品の開発・販売活動を行っています。エーザイは、神経・精神領域を含むインテグレーティブ・ニューロサイエンス、がん治療と支持療法を含むインテグレーティブ・オンコロジー、血管・免疫反応領域の3つの治療領域に活動を集中し、世界各地にある研究、生産、販売拠点を通じて、世界の患者様に貢献しています。エーザイ株式会社の詳細情報は www.eisai.co.jp をご覧ください。

Source: Eisai
セクター: バイオテック

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